「全国アマモサミット2021 in あおもり」に参加しました(2021年1月8・9日)

年1回開催される「全国アマモサミット」(当日のプログラムなど)に参加しました。

今年度は「青森市」での開催で、当初9月予定が延期となり、年始明けに実施されました。

 

 

 

↑ 今回で13回目の歴史ですが、アマモサミットの参加は、当社でアマモ研究が始まった2018年開催の「阪南」、

2019年開催の「塩釜」に引き続き、3回目。延期も相まって雪景色の会場です。

会場近くの人工海岸も雪に覆われ近づきませんでした・・・。

 

 

 

↑ さて会場内に入ると、今年もありました「アマモ展示」。青森県立 浅虫水族館さん(2021年3月に訪問しました)が準備とのことで、

当時話題交換しました担当の方とも再会できました。一緒に入っている生物のチョイスがいいですね(動き・色)。

 

 

 

↑ 初日、プログラム開始。青森県知事(左上)と青森市長(右上)の挨拶・

前回開催予定地(福岡市)からの大会引継ぎ式(左下)と進みます。

昨年度は同じ九州内の福岡市で開催予定だったことから、情勢による中止は悔やまれます。

いずれは、また熊本県内での開催(前回は2015年)もめぐってくるかもで、

ご来賓の方や式の流れは頭に入れておきたいところ・・・の時間でもあります(笑)

 

 

 

↑ その後、基調講演が始まりますが、4年前は私の中でまだ浸透し始めだった「ブルーカーボン」知識、目白押し。

この4年間で、アマモ自体を扱う物書きや講師役も増えてきて、

研究機関での取組や、環境キーワードで無を有にする施策構築(カーボンクレジット)は非常に興味が出てきています。

その後、陸奥湾を舞台とする研究や取組の紹介を経て、午前中2時間があっという間に終了です。

 

 

 

↑ 午後はいよいよ「海辺の自然再生・高校生サミット」。

全国各地の高校生たちが先輩から意思を引き継ぎ、また後輩へ託す取組が行われており、地域それぞれで役割を担っています。

当社がアマモ研究を始めた2018年から、熊本県芦北町の紹介もあり、

熊本県立芦北高等学校とも 共同研究体制がスタート しましたが、

今年もしっかりと取組をプレゼン。林業科アマモ班3年生5名の中から今回は河野さんと宮島さん2名が、

2020年7月の大雨による アマモ場消失 から、復旧に向けた取組研究も含めて伝えることができました。

伝える機会、その内容を構成する経験を、高校生のうちにできるのはすばらしいことと、毎回思います。

 

 

 

↑ 2日目は、環境省、そして DASH海岸 でおなじみの木村 尚さんによる記念講演を拝聴。

木村さんの、東京湾を世界遺産にしたい!に至る想い、心に残りました。

その後、地元高校生による「全国アマモサミット2021 in あおもり 宣言」が紹介され会場全員で賛同意思確認、

そして、次年度開催地の館山(千葉県)の紹介・引継ぎ式が行われ、今年度のアマモサミットが終了しました。

 

 

 

↑ 今回の会場は、青森駅からほど近い「ワ・ラッセ」で実施されましたが、

館内(有料エリア)では、ねぶた実機を見ることができます。

個人的に初ねぶた。

・こんなに大きかったの!?

・複雑な立体的な造形の組み合わせだったのも驚き!

・針金と和紙と絵具+LEDの組み合わせで雨厳禁(昔は竹とロウソクだったそう)

と興味がわく機会となりました。

アマモサミット期間は、青森県内の臨時(追加?)物産展会場もあり、格安「海の幸」を買い込みました(笑)。

 

 

 

↑ 芦北高校 アマモ班、そして前島先生と。遠征おつかれさまでした!

今年は「アマモン」とツーショットをとれませんでした・・・

 

 

「全国アマモサミット2021 in あおもり」は、youtube生中継され、当日の様子がアーカイブ配信されています。

参考までに、熊本県立芦北高等学校のプレゼン箇所指定で、一例をはります。

 

 

≪次回の活動機会記録≫

 

 

 

 

≪ご参考:芦北高校との活動記録リンク集≫

【2018年12月】 : 共同研究体制スタート。アマモ班と初顔合わせ。
【2019年 2 月】 : 芦北高校に当社研究水槽設置。アマモ班との座談会。
【2019年 3 月】 : 深夜の定植活動
【2019年 4 月】 : 明るいときの定植活動(この月より最干潮時間が陽が高い時のため)
【2019年 5 月】 : 花枝採取、マリンチャレンジプログラム授与式
【2019年 6 月】 : ロープ式下種更新法でのアマモ場造成
【2019年 7 月】 : 土壌採取、分析
【2019年 8 月】 : 土壌採取、分析、取材
【2019年 8 月】 : 芦北高校「優秀賞」
【2019年 9 月】 : アマモ観察、採取
【2019年10月】 : アマモサミット・芦北高校もプレゼン
【2019年11月】 : アマモ観察、採取(この月より最干潮時間にあわせて深夜活動)
【2019年12月】 : アマモ移植(試験区設定)、観察、採取、取材
【2020年 1 月】 : アマモ移植(試験区設定)、観察、採取、当社ラボ見学来訪
【2020年 2 月】 : アマモ移植(試験区設定)
【2020年3・4月】 : アマモ移植(試験区設定)、観察
【2020年 5 月】 : アマモ試験区観察、採取
【2020年 6 月】 : ロープ式下種更新法でのアマモ場造成・試験区観察・ドローン飛行による撮影・芦北町環境基本計画掲載
【2020年 9 月】 : 豪雨後の記録1<堤防から見た画像>
【2020年 9 月】 : 豪雨後の記録2<上空・水中から見た画像>
【2020年10月】 : アマモ種子選別
【2020年11月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)、種子洗浄、海辺の自然再生・高校生サミット2020
【2020年12月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)、「高校生マイプロジェクトAWARD in 熊本・益城」
【2021年 1 月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)、空撮画像取得開始
【2021年 2 月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)、アマモ種子試験、空撮画像取得、光量子測定
【2021年 3 月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)、アマモ種子試験、空撮画像取得、高校生マイプロジェクトAWARD 全国summit
【2021年 4 月】 : アマモ観察、移植(水槽生育分)、アマモ種子試験、空撮画像取得、マリンチャレンジプログラム授与式
【2021年 5 月】 : アマモ観察、移植(水槽生育分)、ロープ式下種更新法、アマモ種子試験、空撮画像取得
【2021年 6 月】 : アマモ観察、移植(水槽生育分)、ロープ式下種更新法、空撮画像取得、日本沿岸域学会参加
【2021年 7 月】 : アマモ観察、空撮画像取得、くまもと環境賞受賞
【2021年 8 月】 : アマモ観察、空撮画像取得、マリンチャレンジプログラム全国大会出場へ
【2021年 9 月】 : アマモ観察、空撮画像取得、アマモ種子選別、アマモポット苗作成
【2021年10・11月】 : アマモ観察、移植(試験区設定、水槽生育分)、空撮画像取得、アマモ種子選別、光量子測定、SPAD値測定
【2021年12月】 : アマモ観察、移植(試験区設定、水槽生育分)、空撮画像取得、SPAD値測定
【2022年 1 月】 : アマモサミット・芦北高校もプレゼン
【2022年1・2・3月】 : アマモ観察、移植(試験区設定、水槽生育分)、空撮画像取得、SPAD値測定、水槽環境構築、マリンチャレンジプログラム全国大会、サイエンスキャッスル九州大会
【2022年 4 月】 : アマモ観察、空撮画像取得、水槽構築、光量子測定
【2022年 5 月】 : アマモ観察、空撮画像取得
【2022年 6 月】 : ロープ式下種更新法、空撮画像取得
【2023年 1 月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)+4月追記(アマモ場昨年比較)
【2023年 5 月】 : アマモ観察、ロープ式下種更新法、取材