アマモ研究 : 熊本県立芦北高等学校との共同研究(7ヶ月目)

熊本県立芦北高等学校(通称:芦高<あしこう>)とのアマモを対象とした共同研究体制も7ヶ月目に入りました。

≪スタート時の話題、当社のアマモ研究についての説明・資料は 【コチラ】

≪ご参考(以前の活動記録): 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】

 

ここまで12月26日、1月22日、2月20日、3月20日の深夜早朝、そして4月20日、5月19日(大潮干潮が陽が高い時になってからは昼間)

同校「林業科 アマモ班」のアマモ場造成への活動にも参加させて頂いておりますが、

今月は6月4日に「アマモ定植活動(花枝採取~ロープ式下種更新法)」を行いました。

 

 

 

↑ 今回は雲行き不安定だったので早め集合、最干潮の2時間前だったので、ちょい潮が引くのを待ちます(この時、胸の高さ以上)。

鳥さんも同じく干潮待ちのようです。

 

 

 

↑ 胸から下ほどに潮が引いて、活動開始。まずは、アマモ花枝を選別しながら採取していきます。

今回は、長年同校とアマモ場造成に関わっていただいている地元の漁業関係者の方も協力いただき、船を出して頂きました。

 

 

 

↑ 花枝は20本ほどを束ねて行きます。昨年と比べて冬が暖かったこともあり、花枝も多く見つかります。

 

 

 

↑ 過去のアマモ場の状況、歴史などもお聞きしながら、作業を進めることができました。

最終的には、50以上のアマモ花枝の束が準備できました。潮もどんどん引いて、膝の高さくらいまでになっています。

 

 

 

↑ ここからは船組とわかれ、アマモ花枝の束は「野坂の浦」の堤防外(南側・佐敷川河口~ヘドロの蓄積も見られるエリア)へ移動します。

 

 

 

↑ 船上では、アマモ花枝の束をロープにくくりつけていきます。

約2m間隔で、アマモ花枝20本の束を装着。結果100m超のロープ(花枝の束50以上)を海に入れながら船を進めていきました。

この手法は、同校が独自で考案した「ロープ式下種更新法」で、2009年から採用しているアマモ場造成手法です。

同校では2003年より、アマモの繁殖方法として「普通移植法」「ドンゴロスマット法」「粘土活着法」「割り箸固定法」「実生ポット苗法」などを実践、

工数の多さ、コストの面から、効率性に課題があると感じていたようで、

林業科の活動より「天然下種更新法」を参考とした自然に近い条件で、大面積を大幅な効率化を実現できることから、この手法を考えられたそうです。

確かに、アマモ種子が数多く含まれる「花枝」状態のものを選別して、それをアマモ場造成したい場所に置き、

自然環境にまかせて花枝が腐食することで、種子が海底に沈み、そこから新しい生活環が生まれる。

種を撒く作業より面的・量的にも大規模になります。

実際、活動開始の2003年のアマモ場面積「2,500㎡」が、2018年には20倍の「50,000㎡」まで拡大しているそうです。

 

 

 

↑ 作業が終わるころの干潮時、花枝採取したエリアではアマモがびっしり。

 

 

 

↑ この日の作業は3時間半、皆さんお疲れさまでした!

(何枚も撮ったのに、だれかが目をつぶっていたので、この画像ですみません・・・)

 

 

【6月5日追記(翌日の活動)】

上記活動6月4日の翌日も活動します!との連絡を受けて、2日連続でいつもの堤防へ。

 

 

↑ 活動エリアに近づくと、何やらなじみの音が・・・。ドローンが飛んでいました。

活動シーンやアマモ場面積算出のための素材取得だそうで、いずれYouTubeなどでアップされるそうで楽しみです。

 

 

 

↑ 今日は校長先生(画像左:丁 薫 先生・熊本県立芦北高等学校長)も来られており、

ドローンオペレータの高峰氏(画像右:芦北町内で農業生産者をされながら、撮影・web製作関連会社の取締役も兼任)と記録撮影。

多くの情報交換をさせて頂きました。

 

皆さんお疲れさまでございました。

今シーズンはアマモ栄養株が消失するまで(秋前)、生態調査を継続予定としており、まだまだ共に活動を進めていきます。

 

 

≪ご参考:過去活動記録≫

【12月】 【2月】 【3月】 【4月】・ 【5月】