アマモ研究 : 熊本県立芦北高等学校との共同研究体制スタート

当社・アグリライト研究所は、アマモを対象とした研究について、熊本県立芦北高等学校と共同研究体制となりました。

 

同校の平成15年から継続されているアマモ場造成への研究取組

(芦北湾におけるアマモの繁殖方法の確立と普及による地域環境保全活動)と、

当社の、植物を生育環境変化でのアプローチによる能力最大化への研究により、

アマモ場拡大・復活に向けて、アマモという植物自体+山と海の生育環境理解による定植手法確立によるタッグで進めてまいります。

 

ご参考 : アマモ取り組み配布資料 ≪こちら≫

その後の活動≪2019年2月≫≪2019年3月≫≪2019年4月≫≪2019年5月≫≪2019年6月≫≪2019年7月≫≪2019年8月≫

 

 

 

↑ 同校のご紹介を頂戴してから共同研究体制に向けて調整を進め、12月に入り同校にて初の打ち合わせを実施。

木庭校長先生・緒方教頭先生・前島教諭ら同校の先生方と、芦北町、水俣芦北地域振興財団、熊本県を交え話題交換を行いました。

 

 

 

↑ 後日、12月25日、アマモ研究を授業で行っている林業科・アマモ班の皆さんと初顔合わせ。

私(園山)から当社の研究内容についてお話させて頂きました。

 

 

 

↑ 続いて、当社内でアマモをメインに扱う北野研究員より、アマモ生育環境の研究内容予定について話題提供しました。

 

 

 

↑ その後、早速、研究水槽第1号を設置。「芦高ラボ」とでも名付けましょうか。

本社・みなまた環境テクノセンター内のラボが手狭になったので、アマモの研究系統はすべてここ芦高ラボに移す予定です。

近い将来、大小の水槽がずらっと並び、種々の栽培環境比較研究が進められます。

 

 

 

↑ 上記の次の日、12月26日の朝4時(アマモ生活環と大潮干潮のタイミングから、

この時期の早朝作業が、もう10年以上行われているそうです)、

アマモ場造成のための活動をされるということで、参加させて頂きました。

前日の同じく朝早くに同校の皆さんが採取したアマモへ、根付くための工夫を施して準備していましたが(25日)、

当方研究員共々(青い手袋が当社研究員です)、装備に着替えて田植えならぬアマモ植えへの参戦です。

 

来年は、研究成果としての強いアマモ苗での定植試験区も設けて、比較もできるように進められればと思います。

その後の動き(2019年2月)は → 【コチラ】

 

 

 

↑ 11月のことですが、アマモサミット(第11回・大阪府阪南市)の高校生サミットにて、

アマモ班のお二方がプレゼンされていましたが、そのプレゼン能力とスライド構成力にびっくりしたものです。

文献調査などで頻出する同校のレポート、もともと同校への関心が強かったところに、

この時のサミットでの出会いが、今回の共同研究体制に向けて、お互いぐっと引きつけられました。

 

 

 

【ご参考:当社・アグリライト研究所の研究対象:アマモの考え】

当社は、今年2018年3月に山口県山口市(山口大学 吉田キャンパス内)から熊本県水俣市(みなまた環境テクノセンター)へ 本社移転 を行いましたが、

(従来の山口拠点は、山口大学内研究所として継承。3月より2拠点化しました。)

新拠点地域での研究実施内容(自社研究)を考えていたところ、八代海のアマモの減少課題について聞かされ、

その解決に向けて、アマモ自体を苗までの生育段階までは

意図的な生育環境下(その条件検討が当社の強みである研究体制)に置くことで、

定着しやすい根が太く分枝の多い、いわゆる「強いアマモ苗」ができないかという着想で、研究がスタートしました。

(アマモの重要性について → 水産庁ページ

特に当社の得意とする、植物への光のアプローチ(光刺激)は研究例がごく少なく、

研究の進展により、アマモの生長への能力が引き出せればと考えております。

光と言えども、光の波長(色)・強さ・方向・点滅(24時間中の明暗+点灯時の人間に感じないほどの速さの点滅)など、

多くの光に関する検討要件があります。その他の生育環境条件もかけ合わせて検討しながら、研究を進めて参ります。

 

現在では、

4月より、公益財団法人水俣・芦北地域振興財団(平成30年度 環境技術研究開発)に採択され、

研究開発題目『定植事業の規模拡大を後押しする 「植物工場技術」を用いた高定着率アマモ苗の効率的大量生産技術の確立』

として研究スタート。

↓ 採択後、6月には関連学会にて研究構想を初めてプレゼンしました。

http://www.agri-light-lab.co.jp/?p=3987

↓ その後のプレゼン機会においても、アマモ研究内容を周知させて頂いております。

ご参考~主な当社の出来事一覧

http://www.agri-light-lab.co.jp/?cat=1

 

 

また、7月には、ビジネスプランコンテスト「マリンテックグランプリ」において、

ファイナリストに残り、

題目『世界中の「海のゆりかご」復活へ! 土壌改良微生物と共生する「機能性アマモ苗」の植物工場生産』

にてプレゼン、企業賞を受賞しました。

http://www.agri-light-lab.co.jp/?p=4220

 

アマモの定植手法に向けては、多くの研究機関・教育機関の取り組みも見られますが、

植物アマモの生育環境変化による生長を対象とした研究は数少ないです。

当社の「強いアマモ苗」をつくる「植物の能力を最大限引き出す」人工的な生育環境の構築後、

多くの連携により、世界中のアマモ場復活へ寄与できればと思います。

 

まずは、地域のために、地域で研究・技術開発、地域で実証、地域から普及!です。

芦北高等学校+当社(地元の高校+地方のベンチャー企業)という、研究・実証体制モデルを世界初で成立させ、

普及への礎となればと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

【芦北高校 林業科ブログ】でも名前ができました

https://sh.higo.ed.jp/ashikita/blogs/blog_entries/view/69/ce2ad6222cb41c9cb53fedcfda250208?frame_id=83

【ご参考:植物生育環境への考え方(光などのアプローチ)】

http://www.agri-light-lab.co.jp/?page_id=2604