アマモ研究 : 熊本県立芦北高等学校との共同研究(13ヶ月目)+取材の様子

熊本県立芦北高等学校(通称:芦高<あしこう>)とのアマモを対象とした共同研究体制も13ヶ月目・2年目に入りました。

≪スタート時の話題、当社のアマモ研究についての説明・資料は 【コチラ】

≪ご参考(以前の活動記録): 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【8月(芦北高校「優秀賞」)】・ 【9月】 【10月(アマモサミット・芦北高校もプレゼン)】 【11月】

 

ここまで昨年12月26日、今年1月22日、2月20日、3月20日、11月28日の深夜早朝、

そして4月20日、5月19日、6月4日、7月4・5日、8月2日、9月27日(大潮干潮が陽が高い時間となってからは昼間)

同校「林業科 アマモ班」のアマモ場造成への活動にも参加させて頂いておりますが、

今月は12月7日に「アマモ新試験区設定(移植)」を行いました。

 

思えば昨年の同じ 12月 に芦北高校の生徒さんたちと初めて顔合わせを行い、

先生方も含め毎月のようにアマモ場造成に向けて活動(芦北町の海・高校内ラボ)してきました。

当時の2年生が、今は3年生で皆さん進学先・就職先も決定しており、1年が早く感じられます。

 

その同じ12月、アマモ班となった2年生との初顔合わせ機会となりました。

ということで、深夜の活動に入る前の夜に、アマモ班2・3年生の交流機会「すき焼きパーティ」が開かれるとのことで、

お呼ばれしてきました。

 

 

↑ お肉の量が多くさすがと思いましたが、もう十分!なところまで頂けました(材料はまだまだありましたが)。

片付け後は深夜活動の打ち合わせ。私からも少し話題提供させて頂きました。

(次回は、同校内のアマモ生育比較試験ラボにも来てほしいものです)

 

 

 

↑ その後、深夜3時に芦北のいつものフィールドにて集合(マイナスまで潮がひく最干潮4時前にあわせて)。

私自身も初めての昨年12月の活動日に比べて、雨も降らず、キリキリ寒さではなく良かったです。

そしてこの日、これまでの活動の中で最大数ではないでしょうか(2・3年生全員!参加で16名+教員)、大人数です。

2年生は初めての活動となりますが、新調された手袋とLEDライトを装着して全員干潟に入っていきます。

(私は、今回はウェーダー装着ではなく、堤防からの活動見守り側です)

 

 

 

↑ 干潟で2班に分かれて、アマモ自生エリアよりアマモを採取して(画像上側の右側グループ)、

自生の難しい底質に特徴あるエリアに、とある仕掛けや考え方を加味した手法で移植していきます。

さらに、牡蠣殻を移植エリアの半分に撒いて終了です。

牡蠣殻は地元の漁港から頂戴し、牡蠣殻の効果は「栄養分」かもしれないし、

底質の「巻き上げを減らして」、昼間の日光享受を促すと考えられており、毎年のように比較試験を行っています。

(今年度の全国アマモサミットなど、ここまでの発表機会で報告済の内容)

 

 

 

↑ 2時間半の活動を終え終了し、集合写真撮影。ここまでの大人数はこの時期だけかもしれません。

とある状態の底質とアマモも採取し、これは芦北高校内のラボや分析に利用します。

 

 

 

 

1週間後、テレビ取材が入り(芦北の風景を伝えるもの)、活動の様子をおさめるとのことで芦北へ。

 

 

↑ 取材対応は3年生4名。青空にめぐまれず取材日が延期になりましたが、

薄雲ながら風もないので、12月14日に実施されました。

ディレクターさんと打ち合わせを行い、生徒さん+先生の乗る船と、カメラクルー(+私)の船2隻で出航。

最干潮で1mほどなので、海底の観察ができるように、箱メガネと水槽を準備。

 

 

 

↑ 1週間前に移植したアマモ試験区に移動し、船の上から観察。

船の上からともう1隻の船からと、多くのパターンの画を撮影され終了。

 

 

 

↑ 当日最大に潮が引いたときに、生徒さん一人が海に入って生育確認。

生育条件比較試験の水槽に採取したアマモを仕掛けて終了。

 

 

 

↑ 2時間ほどの船上活動、皆さんお疲れさまでございました!

 

 

 

この12月が、芦北高校林業科では初めて2年生も含めてアマモ班の移植活動実施でもあることから、

新しいシーズン開始といったところでしょうか。

 

今シーズンのアマモ移植生育比較試験時には、当社で種まきから生育したアマモ苗も移植するぞ!と

2年前は計画していましたが、現段階ではなかなかそのステージまでにはたどり着けず状態です。

海水中の植物生育条件は、海水という条件が特殊なのか、

この比較試験区では説明できる比較試験結果が、別の比較試験区では説明がつかない・・・ということが多いですね。

 

芦北高校では毎年のように定植活動を行っていますので、

生育がよりよく進む移植条件については、先生方とも議論しながらその手法を決めています。

その比較条件に、当社側の行う植物としての流されにくい強いアマモ自体も登場させ、

アマモ場普及に役立てられればと思います。今シーズンも宜しくお願いします。

 

 

 

≪ご参考:芦北高校との活動記録リンク集≫

【2018年12月】 : 共同研究体制スタート。アマモ班と初顔合わせ。
【2019年 2 月】 : 芦北高校に当社研究水槽設置。アマモ班との座談会。
【2019年 3 月】 : 深夜の定植活動
【2019年 4 月】 : 明るいときの定植活動(この月より最干潮時間が陽が高い時のため)
【2019年 5 月】 : 花枝採取、マリンチャレンジプログラム授与式
【2019年 6 月】 : ロープ式下種更新法でのアマモ場造成
【2019年 7 月】 : 土壌採取、分析
【2019年 8 月】 : 土壌採取、分析、取材
【2019年 8 月】 : 芦北高校「優秀賞」
【2019年 9 月】 : アマモ観察、採取
【2019年10月】 : アマモサミット・芦北高校もプレゼン
【2019年11月】 : アマモ観察、採取(この月より最干潮時間にあわせて深夜活動)