アマモ研究 : 熊本県立芦北高等学校との共同研究(8ヶ月目)

熊本県立芦北高等学校(通称:芦高<あしこう>)とのアマモを対象とした共同研究体制も8ヶ月目に入りました。

≪スタート時の話題、当社のアマモ研究についての説明・資料は 【コチラ】

≪ご参考(以前の活動記録): 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】

 

ここまで12月26日、1月22日、2月20日、3月20日の深夜早朝、そして4月20日、5月19日、6月4日(大潮干潮が陽が高い時になってからは昼間)

同校「林業科 アマモ班」のアマモ場造成への活動にも参加させて頂いておりますが、

今月は7月4・5日に「アマモ生育・定植場所の観察・分析」を行いました。

 

 

 

↑ 雨続きで延期による晴れ間での活動。アマモ場もだんだん葉が抜け、また枯死が始まり、ボリューム少なく・茶色い印象となってきました。

 

 

 

↑ 生徒さん男性陣は、アマモ移植試験区などの底質採取。

牡蠣殻を投入したアマモ移植場所、牡蠣殻なしのアマモ移植場所、それ以外(対照区)などの底質を採取します。

 

 

 

↑ 生徒さん女性陣は、分析役。

当社の機材を利用して、当社・北野研究員による測り方レクチャーで水温や成分など各種数値を測定していきます。

 

 

 

↑ そしていつもの集合写真。当社研究員、今回からウェーダーを更新しました!

 

 

 

↑ 翌日、次はラボでの分析。

高校の先生が出張とのことで、当社による試験区の作り方から観察手法・分析手法のレクチャー。

この日から、当社の試験設備(水槽7試験区・追熟装置8試験区)と、アマモ班の試験分が並んでます。

 

 

皆さんお疲れさまでございました。

今シーズンはもう少しアマモ場での調査に入り、アマモ自体と生育環境を把握します。

 

 

 

≪ご案内:8月、取組をプレゼンさせて頂く機会を頂戴しました≫

シンポジウム 「熊本県沿岸域再生の現状と展望」(8月19日開催)にて、

『アマモ場造成に向けた農業気象学の役割~芦北高校林業科アマモ班との連携で始まる取組例』 の題目にて、

当社と芦北高校さんとの取組をお伝えします。

 

当日のプログラムは下記からご参照できます。

http://kumamoto-forum.com/posts/news37.html

 

≪次回の活動機会記録≫

 

 

 

≪ご参考:芦北高校との活動記録リンク集≫

【2018年12月】 : 共同研究体制スタート。アマモ班と初顔合わせ。
【2019年 2 月】 : 芦北高校に当社研究水槽設置。アマモ班との座談会。
【2019年 3 月】 : 深夜の定植活動
【2019年 4 月】 : 明るいときの定植活動(この月より最干潮時間が陽が高い時のため)
【2019年 5 月】 : 花枝採取、マリンチャレンジプログラム授与式
【2019年 6 月】 : ロープ式下種更新法でのアマモ場造成
【2019年 7 月】 : 土壌採取、分析
【2019年 8 月】 : 土壌採取、分析、取材
【2019年 8 月】 : 芦北高校「優秀賞」
【2019年 9 月】 : アマモ観察、採取
【2019年10月】 : アマモサミット・芦北高校もプレゼン
【2019年11月】 : アマモ観察、採取(この月より最干潮時間にあわせて深夜活動)
【2019年12月】 : アマモ移植(試験区設定)、観察、採取、取材
【2020年 1 月】 : アマモ移植(試験区設定)、観察、採取、当社ラボ見学来訪
【2020年 2 月】 : アマモ移植(試験区設定)
【2020年3・4月】 : アマモ移植(試験区設定)、観察
【2020年 5 月】 : アマモ試験区観察、採取
【2020年 6 月】 : ロープ式下種更新法でのアマモ場造成・試験区観察・ドローン飛行による撮影・芦北町環境基本計画掲載
【2020年 9 月】 : 豪雨後の記録1<堤防から見た画像>
【2020年 9 月】 : 豪雨後の記録2<上空・水中から見た画像>
【2020年10月】 : アマモ種子選別
【2020年11月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)、種子洗浄、海辺の自然再生・高校生サミット2020
【2020年12月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)、「高校生マイプロジェクトAWARD in 熊本・益城」
【2021年 1 月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)、空撮画像取得開始
【2021年 2 月】 : アマモ観察、移植(試験区設定)、アマモ種子試験、光量子測定