「全国アマモサミット2019 in みやぎ」に参加しました(2019年11月9・10日)

全国の「アマモ」に携わる方々が集い情報交流を行う、「アマモ」と「アマモ場」を象徴的なキーワードとして、

海の自然再生・保全を目指して2008年に開始された会議「全国アマモサミット2019 in みやぎ」(当日プログラムなどのページ)に参加してきました。

 

年1回の開催で今年で12回目!、宮城県塩釜市で開催されました。

当社も2018年3月・熊本県に本社移転を行うにあたり、地域課題の解決に向けての自社研究プロジェクト立案時、

(八代海の)アマモ場の減少が課題と聞き、専門の「農業気象学」が役立てられないか検討を開始しました。

そこで、アマモを対象として、植物のもつべき能力を引き出す生育環境構築により、

定着しやすい根が太く分枝の多い、いわゆる「強いアマモ苗」が生育できないか研究をスタートしております(2018年4月~)。

 

当方の研究は、2018年12月より、同じ熊本県南地方の「熊本県立芦北高等学校(以下、芦北高校)」とも研究協力体制となり、

毎月1度は連携して活動を進めております。

その芦北高校も、このアマモサミットでプレゼンすることもあり、駆け付けたところです。

思えば、芦北高校との出会いは、昨年のアマモサミット(2018年・大阪府阪南市で開催)のレセプション・交流会でした。

その後、芦北町からの紹介で芦北高校を紹介いただき、昨年12月から共に活動を行うようになりました。

アマモサミットが研究体制の出会い!というのもいいですね。

ご参考:<芦北高校との連携体制スタートと昨年の芦北高校プレゼンの様子>

 

 

 

↑ 初日の朝、会場に到着すると、さっそく「アマモン」がお出迎え。

今年の会場は魚市場! 普段は水揚げされた魚の並ぶ場所(荷捌き場だそうです)が、見事な会場に一変。

ステージの床の「青」は海、その前面にはアマモ場が描かれています。

 

 

↑ 同じ会場には、高校生の取り組み内容ポスターと企業さん紹介も。同じスペースにあると見て頂きやすくなりますね。

 

 

↑ プレゼンする芦北高校 林業科 アマモ班3年生の生徒さん(渕本さん・濱田さん)、前島先生も合流。

今年度だけでも複数の場所でアマモ場普及活動のプレゼン機会を行っており、今回の構成内容も楽しみです。

 

 

↑ 初日のプログラムがスタート。開催地である宮城県塩釜市を中心とした子供たちによるセレモニーが続きます。

そしてキレッキレで踊るアマモン、初めて見ました。こんなに動けるなんて・・・(笑)。そして子供たちにも大人気です。

 

 

↑ その後、セッショントーク・基調講演・一般講演と続き、各地のアマモ生育環境やアマモ場普及に向けた取り組みを知り、

講演された方が中心となったパネラー陣容での豪華な顔ぶれのパネルディスカッションにて、初日の座学的なプログラムが終了。

 

 

↑ そして、レセプション・交流会。宮城県と言えばの日本酒「浦霞」が揃い、そして目玉は、マグロの解体ショー。

画像ほどの量のマグロを4ターン頂けました! 200名ほど参加の交流会でしたが、あっという間に見事に一匹なくなるのでした。

そして、高校生(今年の参加は13校)のノリの凄さ、驚きでもあり、羨ましさでもあり・・・元気なことはいいことです。

 

 

↑ 2日目は、高校生サミット。木村 尚 氏(日本テレビ・DASH海岸でも有名ですね)の挨拶でスタートです。

市場には見学スペースもあり、早朝から(宿泊場所最寄からの路線バスが1時間に1本しかなく早めに到着)展示資料をみることができました。

 

 

↑ 高校生発表のトリは芦北高校。林業科ならではの「森と海をつなぐ視点」での取り組み説明。

中でも「ロープ式下種更新法の造成手法(今年6月の取り組みの様子)」「底質分析(今年7月の取り組みの様子)」の活動紹介では

特に会場の皆さんも釘づけになっていました(+画像を取る方も多く)。

 

最後のまとめでは、当社「アグリライト研究所」の名前を示し、

昨年のアマモサミットが出会いで、連携体制がスタートし活動を続けていることを説明頂き嬉しかったです。

初日の各講演者のプレゼンもそうですが、高校生の発表も、当方のアマモ生育環境研究へのヒントになる情報も多く、

2日間有意義な時間となりました。

 

 

↑ 高校生サミットの後は、次年度開催地の福岡市チーム「博多湾NEXT会議」から構成される

「全国アマモサミット2020 in FUKUOKA」実行部隊の方々により、福岡市での取組と地域の魅力紹介。

引き継ぎ式が行われ、最後は「大会宣言」が読み上げられ終了となりました。

 

 

 

アマモサミット前日・・・

アマモの展示を行っている「仙台うみの杜水族館」に行ってみました。

 

 

↑ アマモ生育環境の調査でアマモ生育を行う施設を訪問することも続けておりますが、

大きく1コーナーで取り上げられているのは初めてでした。

ボラが葉面上の藻類を食べている様子(アマモをすりすりしているように見えます)や、

光合成豊かで気泡が、水槽上部にてきれいな模様を形成しているところが印象的でした。

そして、スタッフの方とアマモの生育管理について情報交換を行うことも出来ました。

 

 

アマモを対象とした研究がスタートして1年半ですが、まだまだ未知数なところも多すぎな海水環境。

種は同じでも生育環境も地域によりバラバラであり、そしてそれぞれの生育環境の特徴を持つのも、

とりとめもなく膨大な組み合わせであるところですが、情報収集機会ごとに新たな仮説がたてられるのも

面白い研究要素となっております。

 

引き続き植物としてのアマモ生育環境研究を続け、その成果とアマモ場普及役との連携を進めて行きます。

次年度のアマモサミットは、同じ九州内の福岡市ですので、是非プレゼンで報告できるように活動します!

 

 

↑ 2日目、すべてのプログラム終了後で念願の「アマモンとのツーショット」。

 

 

 

≪ご参考:芦北高校との活動記録リンク集≫

【2018年12月】 : 共同研究体制スタート。アマモ班と初顔合わせ。
【2019年 2 月】 : 芦北高校に当社研究水槽設置。アマモ班との座談会。
【2019年 3 月】 : 深夜の定植活動
【2019年 4 月】 : 明るいときの定植活動(この月より最干潮時間が陽が高い時のため)
【2019年 5 月】 : 花枝採取、マリンチャレンジプログラム授与式
【2019年 6 月】 : ロープ式下種更新法でのアマモ場造成
【2019年 7 月】 : 土壌採取、分析
【2019年 8 月】 : 土壌採取、分析、取材
【2019年 8 月】 : 芦北高校「優秀賞」
【2019年 9 月】 : アマモ観察、採取
【2019年10月】 : アマモサミット・芦北高校もプレゼン
【2019年11月】 : アマモ観察、採取(この月より最干潮時間にあわせて深夜活動)
【2019年12月】 : アマモ移植(試験区設定)、観察、採取、取材
【2020年 1 月】 : アマモ移植(試験区設定)、観察、採取、当社ラボ見学来訪
【2020年 2 月】 : アマモ移植(試験区設定)
【2020年3・4月】 : アマモ移植(試験区設定)、観察
【2020年 5 月】 : アマモ試験区観察、採取