どちらも「おいしい」、確かに、味・食感・風味が違う!!と多数の声を頂戴したフリルレタスの「食べ比べ」機会。
どんな環境で?の答え(?)を会話した方としかお伝えができておりませんでしたので、ここでお示しメモです。
左側の意味ありげに「LED照明で栽培したレタス」とかかれた方、
こちらが、今回のプロジェクト成果のLED環境下で生育した方(vegeLEDS-W)
では、右側は?
こちらは、蛍光灯環境下での生育でした。
同じ品種(フリルレタス:国内の植物工場で多く栽培されていることから、この品種に対応した取り組みを実施)を
温湿度や養液などは同一の環境で「光」の質だけかえて栽培したものの2種となります。
蛍光灯下でもおいしいのです(光以外でコントロールも可能ですが、今回は環境変更しやすい「光」だけで。)
でも、今回のLED下でのものもおいしい、こっちの方がいい!の声も多数。
感じるおいしさは人それぞれ違いますので、正解はありません。
それでも頂いた声では、
左(LED)~
「後味で鍋を食べた後のような旨みを感じる」
「甘みがのっている」
「やわらかい」
右(蛍光灯)~
「パツパツして食べごたえがある」
「シャキシャキみずみずしい、新鮮」
「後味すっきり」
のような感じでした。
結果として人の評価は上記ですが、今回の研究プロジェクトでは、
光質バランス(赤・緑・青)のより、どのようなアミノ酸と量といったパラメータが変化するかの傾向が、
定量化することで(アミノ酸分析装置など+官能試験の関連性)わかってきたことです。
当方の栽培環境診断として、光以外のアプローチのほかに、光だけの対応・提案が増えたことで、
既設・新設の栽培環境(人工光型植物工場、研究用栽培環境など)への条件安定化(周年安定生産・変動要素懸念除去など)に
寄与できればと思います。
≪当社の植物工場コンサルタントの考え方 ~ http://www.agri-light-lab.co.jp/?page_id=2561≫
この食べ比べは、
◆【 「地域イノベーション戦略支援プログラム」成果発表会 】における実施中の山口県「やまぐち産業戦略研究開発等補助金」の
事業名「おいしさを追求したローコストパッケージ型植物工場栽培用LED照明の開発」
について、成果内容と当事業の役割と展開について示すプログラムのあとの交流会で実施されたものです。
ご参考:本プロジェクトで事業化のプレスリリース
http://www.agri-light-lab.co.jp/?p=2687
ご参考:本イベントの様子(展開後下の方、3つ目の◆)
http://www.agri-light-lab.co.jp/?p=2638
ご参考:関連動画(環境省YouTube「アグリライト研究所の取り組み」も)
http://www.agri-light-lab.co.jp/?p=2794