イネ光害~白色LEDなどによる影響事例:3事例(2015年追加5)

白色LEDに交換してから、イネの生育が違う・・・

相談も多いですが、事例確認も各地でみられるようになりました。

まだまだ示していきたいと思います。

 

【県道の交差点白色LEDによるイネ光害】

 

車を走らせて違和感あったのですが、古びたポールに目新しい灯具。

これが噂の灯具だけ設備更新の例でしょうか、はじめて現物を見ました。

灯具だけ白色LEDに交換して光害が起こり始めたかどうかは、

ヒアリングできておりませんのでわかりませんが、圃場をよくみると・・・。

 

 

夜間照明が照射されていると思われるエリアは、生育が遅れ穂が垂れていません。

そして照明柱の水田側にある電柱の影で夜間照明が照射されない部分のみ、

周辺部同様に、穂が垂れています。

やはり、交差点に設置される背の高い照明は、広範囲に照射されますので、

離れた場所の水田にも、夜間照明が照射されてしまいます。

 

 

【コンビニ駐車場用白色LEDによる光害2】

既設店舗においても、オレンジ色を放つナトリウムランプでの駐車場用照明が、

白色LEDに更新される例が見られるようになりました。

≪事例1(白色LED)≫ ≪昔ながらのオレンジ色の光事例≫

 

 

 

【地域オリジナル照明によるイネ光害】

地方では駅前や特定のエリアのみ、デザインされた照明灯具がみられ、

楽しまさせてくれます。そんな照明でも、イネの生育に影響している事例がありました。

 

 

夜間での現場確認をしておりませんので、お聞きするとオレンジ色の光ということで、

ナトリウムランプと思われます。

乳白カバーがされていますが、相対的に影響度の大きい長波長側(赤色に近い)の光が

照射されるのでしょう。光害が確認されます。

またわずかな明かりでも影響度が大きいので、その範囲も広範囲です。

 

今年は、まだまだ事例を確認しストックしておりますが、機会を見て更新いたします。

 

 

◆ これまでお示しした 「農作物の光害事例」集は → 【コチラ】

◆ 農作物の光害に関する 判定・講演依頼などは → 【こちら】